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思い出深いポリスチレン(スチレンポリマー)

昨日、見ていた「高校講座 化学」、 懐かしい樹脂を紹介していた。「ポリスチレン(スチレンポリマー)」がそれ。化学式で製造方法を簡単に書くとこの通り(この反応を「重合」と言います)

ポリスチレン.jpg

簡単に基本的な作り方を説明すると、原料となる「スチレン」は無色で独特の臭いがする、原油から出来る液体です。これに「触媒」と言う化学反応を助ける物質を入れ、熱を与えてかき混ぜて行くと透明な粘り気の有るどろどろとした物になります。これがポリスチレンと言う樹脂です。

私は昭和55年春に奈良高専 化学工学科を卒業して、三重県四日市市の第三霞ヶ浦コンビナート内にある「大日本インキ化学工業(現在「DIC」)四日市工場に入社、配属されました。その工場で製造していたのがこのポリスチレン樹脂でした。

当時二つの現場が有り、一つは汎用のポリスチレン(最終製品としては代表的なものとして、ビール瓶を運ぶかご容器や卵を入れる透明なポリ容器、それと今はほとんど見かけなくなりましたが、クリーニングする立場として大変困った洋服のボタンなど)、もう一つの現場では「発泡スチロール」の素となるポリスチレンを製造していました。

それぞれに製造方法が違うんです。
汎用は、繋がった4つの反応釜内を連続で原料を流しながら温度を与えて行き、徐々に反応を進めて、製品となる樹脂を送り出し続ける「連続方式」
発泡の方は、一つの反応がまで原料投入から樹脂製造まで行い、終われば中の出来上がった樹脂を別の場所に移して空にし、また次の製造を行う「バッチ式」と呼ばれる方法です。

その汎用でも反応釜の温度やかき混ぜる回転数、顔料の流れのスピードなどで性質が異なる樹脂が出来ます。(熱によって溶ける製品樹脂の流れやすさに差が出ます)

発泡の方も入れる原料の量やかき混ぜる回転数、温度によって樹脂の「粒の大きさ」に違いが出ます。

その工場には5年間在籍、辞めてもう26年になる(その後現在のクリーニング業へ)のですが、今もこうして当時の事が書けるぐらい思いの深い場所なんです(^O^)

 で、最後に一句

   青春期 第二の故郷 四日市   ポリスチ見ては 思い出す










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コメント 2

うに

こんにちは♪

私は学生時代から化学が苦手でした。
でも、とある資格試験に化学の知識も必要だったので
「高校化学」と「化学小事典」を買いこみ使っていたことがありますが。

・・・今は埃まみれになっていました(苦笑)。
たまには手にとってあげなくちゃ(^^
by うに (2011-03-05 17:30) 

YS_Clean_kyoto

うにさん、記念すべきコメント第一号有難う(^O^)化学小事典は私も持ってたかな?しかし久しぶりに見たら頭が「うに」にならへんか?(笑)とにかくコメント、おおきにです<(_ _)>
by YS_Clean_kyoto (2011-03-05 17:58) 

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